産業廃棄物の行きつく先は、リサイクルとして生まれ変わるか、もしくは
リサイクルできないものは、最終処分場にて埋立処分されることになります。
最終処分される前に中間処理という工程がありますが、当社では中間処理
までを請け負ったあと、リサイクルできるものはリサイクル、そうでない
ものは最終処分場に搬入することになります。
お客様(排出者)は自分たちが排出した産業廃棄物が、一体どういうところ
で中間処理されたり最終処分されたりを見る機会がなかなかないと思います。
本日、当社で排出される廃棄物を最終処分場へ搬入しましたので、一部をご
紹介したいと思います。
最終処分場はたいてい、陸を埋め立てるか海を埋め立てるかなので、山奥に
あったり、海沿いにあったりします。
↑↑↑この道路の先にあります。
↓↓↓この海がやがて陸になります。
最終処分は埋立なので、大きなものは埋め立てられません。大きなものばかり
埋め立ててしまうとすぐに埋立容量が一杯になって処分場の寿命が短くなって
しまいます。また、地下に大きな空洞ができたりして後々に地盤沈下の原因に
もなったりします。
そのため、埋立できるものは厳しくチェックされ、事細かく基準が決められて
います。
基準をクリアできないものは搬入ができませんので、お客様におかれましては
仕分け・分別などでご協力いただくようになります。
見た目は殺風景で、きれな光景とは言えませんが、何十年後は緑豊かな陸となって
あらたな憩いの場に生まれ変わるのが最終処分場です。もちろん、それは決して
喜ばしいことではなく、廃棄物がゼロであれば埋め立てる必要もないわけですか
ら、再資源化率の向上が叫ばれているわけです。
私たち一人ひとりが、少し気にかけて廃棄物の抑制に目を向ければ、今話題とな
っている地球温暖化も少しは改善していくのでしょうね。
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