
今日は畳についてお話をしていきたいと思います。最近では和室をつくる家も減りつつあるようで
畳がない家も増えてきているそうです。でもやっぱり日本家屋に畳はよく合うもので個人的には和
の空間が落ち着く感じがして洋間とは違った趣があって好きです。
そんな畳にももちろん寿命があって、だんだんすり減ってきたり傷んでくるのは当然のこと。新し
い畳に張り替えたときに古い畳は廃棄するのですが、畳ってどのようにして廃棄すると思いますか?
いや、どのようにしてというよりも、畳は産業廃棄物の種類でいうと何?と訊いたほうがいいです
ね。
結論から言いますと、畳は繊維くずもしくは混合廃棄物のどちらかに分類されます。なぜ2種類に
分かれるのかは最近の畳事情にあります。私は畳の専門家ではありませんが、昔ながらのい草から
作られている畳は減っているみたいですね。い草独特の香りがいかにも畳っぽくこれぞ畳だとは思
いますが、最近では中に発泡ウレタンが入った畳が多いです。保温性が増すようで家の断熱性能を
向上させるとか。
↓↓↓このように発泡ウレタンを挟んでいます。
↓↓↓昔ながらのい草畳。中は何も入っていません。
発泡ウレタン入りの畳は中からそれだけを取り出すことは困難です。なのでこのような畳は混合廃
棄物として処理します。対して、い草畳はい草だけですので産業廃棄物の種類としては繊維くずに
分類されます。どちらにしても破砕して焼却の流れは変わりませんが、マニフェストを発行すると
きに種類をまちがえないように注意してください。
もう一つ注意するとしたら保管の方法ですね。畳は水分、湿気を吸いやすいです。処理単価が重量
換算の場合は乾いた畳と濡れた畳とでは全然重量が変わってきますので、安価に処理したいのなら
濡らさないように気を付けましょう。
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