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荷姿

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今日のお話は「荷姿」についてです。廃棄物における「荷姿」って何?てことなんですけど、簡単にいうと廃棄物を回収するときにその廃棄物がどのような状態で引き渡されるか。ってことです。もっと具体的に言いますと、その廃棄物が何かの入れ物に入っているのか、それともバラバラのままなのか。あるいは紐かなにかで縛られているのか、はたまた箱詰めにされているのか。それを「荷姿」といいます。この「荷姿」はマニフェストにも記載することになっていますので運搬業者の立場から言いますと重要な情報です。

右上のほうに荷姿を記載する欄がありますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

←ここですね

 

 

 

 

 

ここにさきほど申し上げたことを記載します。記載の仕方としてはバラバラで入れる場合は「バラ」、紐か何かで縛っている場合は「結束」、箱に入っているなら「箱詰め」というふうにです。廃棄物は運搬先で荷下ろしを必ず行います。荷下ろしをするときに廃棄物の種類によって、または荷下ろしをする処分場の都合によって荷姿が指定されます。例えば細かい粒のような廃棄物があったとします。これをバラバラの状態でトラックに積むと、処分場に着いてから下ろすときに散らかってしまって大変なことになってしまいます。このような場合ですと荷姿は「袋詰め」が最適かと思われます。もちろん処分場によってはバラで搬入OKのところもありますので一概には言えませんが。

荷姿は廃棄物を回収するときや回収した廃棄物を下ろすときのための重要な要素です。また運搬中に廃棄物を荷台の上で安定させるためにはその廃棄物にふさわしい「荷姿」があります。箱に入れたり袋に入れたりするのは面倒です。排出者さんの手間を考えると何でもバラバラ入れれば楽なのですが、先に言ったようにそうもいかないこともありますのでご理解をお願いしたいと思います。

人間も容姿を気にするように、廃棄物の姿も気にしましょうね(^^)

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