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燃え殻の処理

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今日は燃え殻の処理についてお話をしたいと思います。燃え殻とは物を燃やした後に出る灰のことですが、産業廃棄物の正式名称は「燃え殻」となります。マニフェストにも「灰」ではなく「燃え殻」となっていますね。

この燃え殻、処理しようと思うと実にややこしいです。燃え殻に限ったことではないのですが、燃え殻の処理委託契約を結ぶときにはその燃え殻の分析検査を行い有害物質の基準数値が下回っていないと埋立処分ができないからです。

分析検査の結果がでるまでには1カ月ぐらいの時間もかかりますし、分析費用も数十万円かかります。仮に分析の結果、基準値をクリアできなかったとしても当然ですが費用はかかります。ちなみにこちらは当社の焼却施設から出た燃え殻の昨年行った検査結果です。

ですから、燃え殻が出たからと言ってすぐに「はい、処分をお願いします。」とはいかないんですね。でも、実際に廃棄物を収集した際に、何かに混ざって燃え殻が入っていることが多々あります。これは排出者さんが安易に他のものと一緒に処分できるだろうと思って入れていると思うのですが、適正処理ができなくなりますのでこれは止めていただきたいことですね。

 

 

 

 

 

↑↑これは当社のコンテナの中に入っていた廃棄物なのですが、黒く見えているのが燃え殻です。このように他の廃棄物と一緒にバラバラで入れてしまうと燃え殻だけを取り出すことが困難ですし、そもそもこの排出者様とは燃え殻の処理契約を結んでいないので、ご説明をしたうえで返却することにしました。

今は物を燃やすこと自体が難しい世の中です。廃棄物の焼却には許可を受けた焼却施設で焼却する必要がありますし、そのあとに出てくる燃え殻の処理まで考えなくてはなりませんので、燃え殻を処理されようとしている場合は当社までご相談ください。契約にいたるまでの流れや時間、費用などもご説明いたします。(^^)

燃え殻の処理はややこしいです。時間もお金もかかることをお忘れなく(^^)

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