産業廃棄物の中間処理を行うにはいろいろな施設が必要ですが、その中に焼却施設があります。文字通り産業廃棄物を燃やして灰にしてしまうのですがこの焼却施設、維持管理が大変なんです。
800℃を超える高温で燃やしていますから、炉の中の傷みが早く定期的なメンテナンスは欠かせません。また、燃やした際に出る煙(排ガス)の中に有害物質が含まれていないか(あるいは含まれていても基準値を下回っているか)を毎年検査する必要があります。当社におきましても先日検査を行いましたのでその様子をご覧下さい。今回の結果は0.087ng-TEQ/m3でした。見慣れない単位だと思いますが、毒性を表す単位です。(ちなみに当社の場合は基準値は10以下です)
当社でも過去には検査をクリアできなかったこともありましたが、その場合には原因の究明と対策を施し再検査をする必要があります。そしてクリアできるまでは炉を停止することになります。そうなれば廃棄物の受け入れができなくなりお客様にもご迷惑をかけることにつながってしまいますので今後も慎重な炉の運転を行ってまいります。
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