オリンピックも終わりましたね。開催前からいろいろと議論がありましたが、
何より選手のみなさんお疲れ様でした。そして、やっぱりスポーツはいいと
思わせてくれるオリンピックでした。選手のみなさんいっぱいの感動をあり
がとうございます。
さて、オリンピック期間中もありましたが、台風がやってきています。今日
は廃棄物保管の観点から台風への備えのお話をしたいと思います。
台風が来てやっかいなのは、やはり風と雨ですよね。
まずは風。風のせいで廃棄物が飛散するため、その防止を図らなくてはなり
ません。屋外で保管しているものは屋内へ移動し、移動が難しければシート
で覆う、密閉容器に移すなどの措置が必要です。
重しを使う。ロープで固定する方法もあるかもしれません。飛散してしまっ
てからだと後片付けに大変な労力を要します。また、近隣に迷惑をかけるこ
とにもつながります。
飛散防止は、廃棄物保管の必須条件です。廃棄物を出す側も廃棄物を処理す
る側もきちんと防止したいですね。
次に、雨。雨が降ると廃棄物が濡れます。濡れることによって何がダメなの
かというと、廃棄物の性状変化が起こることです。乾いた状態では何も有害
性や危険性がない廃棄物でも、水に反応して性質が変わり、有害性や危険性
が生じる廃棄物もあります。
もともと、そういう廃棄物は水に濡れるところには起きませんが、うっかり
ということも考えられますので注意が必要です。
やはり屋内に移動するか、水密容器で保管するようにしたいですね。これら
の性状変化は処理業者にはわかりません。排出者が必要情報として、廃棄物
を引き渡す際に伝達しなければなりませんので、よろしくお願い致します。
台風への備えの観点からお話をしましたが、これらのことは実は、台風とは
関係がなく普段から気を付けるべき点です。
排出者と処理業者が意思疎通を図ることによって適正な処理へとつながりま
す。今回の台風で何もないことを祈ります。皆様ご安全に。
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