今回の解体工事の物件は小さな店舗だった建物です。もう営業をやめ取り壊しのご依頼を頂きました。解体というと重機を使って一気に取り壊していくイメージがあるかもしれませんが、その前に手作業でできることをしていきます。
建物のドアやサッシなどの建具の取り外しや、家屋内に残された什器備品関係の撤去が主です。また一般家屋となりますと屋根瓦の撤去も含まれます。それらも重機を使って一気にやってしまえば早いんじゃない?と思われるかもしれませんが、何もかも重機で壊してしまうと後々の分別が大変になってしまいます。
←建具を取り外しています。
資源物として回収できるものは回収し、なるべく廃棄するものを少なくする分別解体をするためには手作業での解体と併用しながら行う必要があります。
←こちらはガラス窓を取り外しています。
そして建具がもぬけの殻状態になったところで建物をぐるりと囲むように養生を設置していきます。
ここからいよいよ重機を使って取り壊していくわけですが、それでも手作業と併用していきます。建物の中を取り壊していくと壁の中に保温材や石膏ボードがあります。それらは手作業で外して分別します。
←それぞれ袋ごとに分けます。
←これは保温材です。
←鉄くずです。
←こちらは石膏ボード
母屋の解体作業は比較的順調に進みます。木造家屋ですと重機作業がはかどりますので建物の大きさにもよりますが今回は2日で終わりました。
その次の作業として基礎部分の解体に進みます。ここからのほうが作業としては時間がかかります。基礎は建物の土台ですからやはり頑丈です。建物が大きくなればなるほど作業は困難になります。今回は油圧ブレーカーの重機を使って基礎のコンクリートを解体しました。
油圧ブレーカーは騒音がどうしてもすごいのでご近所への配慮は必要です。ひたすらコンクリートをはつる。ダンプに積み込むを繰り返します。基礎がとれたら次は舗装されていたアスファルトをはがしていきます。
アスファルトは表面だけなので簡単にはがれていきます。ここまでくると終わりがみえてきました。アスファルトをはがしたらすべて土の状態になりますのできれいに整地をして施主様にお引渡しです。
約70㎡の店舗を7日間で無事に終わることができました。工期は建物の周辺環境や構造や天候に左右されます。実際には工事に入る前に現地調査や施主様からのヒアリングを重ねて契約に至るまで時間を要します。工事期間よりそちらのほうが長い場合もありますね。解体工事で疑問なことがありましたらお問い合わせください。
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