先日の朝刊にこんな記事が載っていました。
岡山県内で排出される産業廃棄物の量が、ここ数年減少傾向にあるというものです。
一方で、リサイクル率はだんだんと上がっていて、40%を超えたそうです。
これは、一見喜ばしいことのように思えますが、裏を返せば各産業において製造さ
れる物の絶対量が減っていることになります。もちろん、それには人口減や少子化
の問題も絡んできますが・・・
製造される物の量が増える = 排出される産業廃棄物が増える という図式は昔
から変わりません。しかし、今は昔と違って、環境問題を反映してかリサイクルで
きる物はリサイクルすることをまず考えます。当社のお客様におかれましても、そ
ういった考えをお持ちの方は少なくありません。
一番いいのは、製造量は増えるが廃棄物は減る ことがいいのでしょうが、これは
なかなか難しいと思います。なので、製造量を増やして廃棄物の量は増えるが、リ
サイクル率を上げる。これがやはり現実的なのではないかと思います。廃棄物を埋
め立てるには土地が必要です。これには限りがあります。いつか枯渇して、また海
を埋め立てての繰り返しでは将来性がありません。
産業廃棄物を減らすことは大事なことですが、私たちの暮らしを豊かにすることは
それよりも大事です。各職場でリサイクルが叫ばれている昨今、廃棄物は出しても、
これってリサイクルできないかな?ともう一度考えてみませんか?
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