
今回の収集現場はとある変電所。大量に集められたコンクリートがらがフレコンバッグに詰められていました。
その数ざっと60~70袋といったところでしょうか。
まだまだ出続けるみたいですが、とりあえず今あるものだけを回収することになりました。
今回の現場で考えなくてはいけないことは、荷姿がフレコン詰めであることから中身だけをダンプに移し返すことです。
これがもし、バラで野積みにされている現場だったら積込みの方法として重機を使ったりフォークリフトを使ったりして比較的簡単にできますが、フレコン入りのままダンプに積み込むと嵩張ってしまいたくさん積むことができません。
そこで、クレーン車を使いダンプの荷台に移し返すことにしました。一袋ずつの作業になるので時間はかかってしまいますがやむをえません。
一袋ずつ丁寧に安全に積込みをしていきます。コンクリートがらには鉄筋入りとそうでないものがありますが、今回のコンクリートがらは鉄筋無しでした。有りでも無しでもコンクリートがらは全て完全リサイクル。
鉄筋有りのものに比べて無しですと比重がすくないので一台のダンプに積み込みできる量が多くなります。
今日一日で運び出した量は約25トン。さすがにこれだけの量があるので全部は積込みできませんでしたが、また後日作業することになりました。今日の現場は広く大型ダンプやクレーン車が進入可能で、作業条件としては良いほうでした。
もちろんそんな好条件な現場ばかりではないので、各現場に適した車両、重機、積込み方法を考えなくてはいけません。一言に産廃回収といっても色々な条件で回収方法が変わってきますから、事前に現場の下見、シミュレーションはとても大事です。
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