海洋プラスチックごみが生態系に悪影響を及ぼしている問題で、
こんな記事を見つけました。
福山市沖の宇治島という無人島で野生化した鹿がプラスチック
ごみを餌と間違えて食べているという記事です。
プラスチックごみが生態系に与える影響は今までにも何回も唱
えられてきました。
ウミガメの鼻にストローが刺さったり、ウミドリの足にひもが
からまったりと、人間だけでなく動物たちもプラスチックごみ
の犠牲になってきました。
この宇治島は、もともと野生の鹿はいなかったようですが、市
が無人島の活用計画のもと鹿や孔雀を放したあとに、その計画
が頓挫し、鹿たちが野生化したようです。
今でも市がエサを運んでいるようですが、少ないのか、食べ物
の匂いがついた袋をエサと間違えて食べているのではないか。
という話です。
鹿にとってはなんとも迷惑な話にも聞こえますよね。人間の都
合で放った鹿が野生化し、人間が捨てたプラスチックごみで鹿
が被害を被っている。
鹿を放ち、その鹿を野生化させてしまったことと、プラスチッ
クごみを海に捨てる人間の行動。
二つの問題が浮き彫りになったことがわかるような記事だと思
いました。
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