海に流れ出たプラスチックごみが紫外線にさらされ、
マイクロプラスチックとなって海を漂うのは、既に
周知の事実です。
このマイクロプラスチックは自然界では分解されな
いのことが厄介なわけですから、一度海に流れ出た
マイクロプラスチックは永遠に海を漂います。
そうです。こんなところまでも。
ここは太平洋のマリアナ海溝。世界一深いとされる
海の底。
水深6千メートルに潜む微生物の体内からマイクロ
プラスチックが出てきたというのですから、驚きの
ほか何もありませんね。
地上の動物たちが誤って食べたりすることは、今ま
でも何度もありましたが、水深6千メートルの深海
までマイクロプラスチックがたどり着くとは。。。
自然界に永遠に残り続ける。これは本当のようです。
高い山の上でも、深い海の底にも、どこにでもマイ
クロプラスチックは存在します。
それだけ、人間がどこにでも行けるようになったと
いう裏返しかもしれませんが、人間がどこにでも行
けても、マイクロプラスチックがどこでも存在して
いいという理由にはなりませんからね。
プラスチックもバイオマス由来のものが増えてきま
した。
これからは自然界で分解されるプラスチックが増え、
マイクロプラスチックの増加もなくなる日がくるか
もしれませんが、それには長い年月がかかるはずで
す。
何より重要なのはプラスチックを捨てないという人
間の意識改革。これに勝るものはないでしょうが、
一番難しい気もしてなりません。
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