今回の現場は、工場と隣接する2階建ての木造家屋です。前面道路も4トン車が
ようやく入る広さで、決して作業がしやすい現場ではありません。
家屋の中は空っぽなので、まずは足場養生の仮設工事から始めます。もし、家の
中に家財道具などが残っていたら、まずは、それらを取り除くことから始めます。
次に、屋内の設備、畳、サッシなど、手作業で外せるものを取り除いていきます。
足場養生ができたら、屋根瓦を取り除き、いよいよ重機を使っての取り壊しにか
かります。
作業中は、散水、交通整理、手作業での分別を行いながら廃棄物の種類ごとにト
ラックに積み込みし、それぞれの処分場へ運びます。昔の解体といえば、ミンチ
解体といって、現場での分別作業をせず、グシャグシャと一気に潰すような方法
をしていた時代がありました。
しかし、今は建設リサイクル法という法律ができ、ミンチ解体は禁止され、解体
工事前には役所に届けを提出しなければなりません。分別解体するということは、
現場での手間は増えるかもしれませんが、現場で出た廃棄物は、全て分別される
ので、ほとんどリサイクルに回すことができ、施工業者にとっても廃棄物処理費
を抑えることができます。
少し今回の現場の話とはずれてしまいましたが。。。
母屋を壊し終えると建物の基礎が残ります。
基礎はコンクリートなので100%リサイクルです。ここまでくるともう少し。
きれいに整地をして、現場周辺の清掃、ご近所への挨拶、最後にお施主様の確認
をしていただきOKであれば完工です。
解体工事は、同じような物件でも周辺環境によっては、費用が高くなったり、安
くなったりします。基本的な費用はお電話でお伝えできますが、正確には現場を
見ないことには見積もりできませんので、いつでもお問合せください。
この記事へのコメントはありません。