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木くずのお話

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みなさん、こんにちは。台風が近づいていますね。何事もないように万
全の備えをしましょう。

さて、今日は、木くずの話をしようと思います。産業廃棄物でいう木く
ずとは、建設現場から出る木くずや、木製品製造業から出る木くず、パ
ルプ製造業から出る木くずに限定されています。
(これを業種指定と言います。)

でも、世の中にある木くずってこれだけではないですよね。他にどんな
ものがあるか見てみると、

これはわかりやすいですよね。家屋を解体したときに出る柱材や家の新
築工事なんかで出る切れ端です。誰が見ても、木くずだなって思います。

これは、植木や植栽を切った木くずです。家の庭や会社の敷地内に植え
られている木々を剪定すると出てきますよね。

続いてこちら。大きな幹です。大きさはいろいろあります。大きな木を
根本から伐採すると出てきますね。

さらには、木製家具を壊した後の木くず。食器棚やタンスです。

これは何かわかりますか?
仏壇を壊したあとの木くずです。

この他にも、木製パレットやおがくずも木くずですね。
一言で「木くず」って言ってもこんなに種類があります。なんでこんな
話をするかと言いますと、産業廃棄物の種類で言うとみんな木くずなん
ですが、木くずは木くずでも種類によって処理単価がかわるんですね。

なんで処理単価が変わるかと言うと、処理するのに簡単か、複雑かで決
まります。処理が簡単なものは安い。逆に複雑なものは高くなります。

上の写真で言うと、一番最初の柱材の木くずは安く、木の幹(太いもの)
は高くなります。

仏壇なんかは丁番のような金属がついていますし、剪定した枝木は短く
切らなければなりません。

このように、処理するためにひと手間もふた手間もかかるものは高くな
ってしまうんですね。

ですから、お客様から木くずを処理してほしいのですが、という依頼を
受けたときはどんな木くずなのかを細かく確認させて頂きますので、ご
協力お願いしますね。

今回は木くずに限っての話でしたが、実はこのことは木くずだけではな
く他の廃棄物にも言えることです。

同じ種類の産業廃棄物でも処理方法が変わり、処理単価が変わるので、
お客様へのヒアリングと現物確認は欠かせません。

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