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食品ロス

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みなさんは、食品ロスという言葉を聞いたことがありますか?

スーパーやコンビニなどで売れ残ったお惣菜やお弁当。人間
の口に入るものですから、当然賞味期限があります。

賞味期限が切れたものや期限間近なものは廃棄されることに
なります。スーパーやコンビニに限らず食べ物を作っている
工場からは大量の食品ロスが出ます。

きっと口にしても美味しく食べられるのでしょうが、食品衛
生法上、販売することもできず、廃棄される食品が年間何万
トンにもなるというニュースをよく見かけます。

最近では、土用の丑の日のうなぎや、節分の恵方巻が問題に
なっていますよね。

アルバイトの方が残ったものを買わされたりするという問題
もありました。

今では、だんだんと予約制になり、売れ残りの商品も減りつ
つあるようです。

このような問題がある中、ユニークな試みをしているケーキ
屋さんがニュースで紹介されていました。

奈良市にある、とあるケーキ屋さん。なんとこちらのお店で
はその日のケーキが売り切れるまで営業をされているそうで
す。

せっかく作ったケーキを誰かの口に入れてほしい。捨てるよ
りも売り尽くしたいという店主の方の思いから、このような
取り組みをされているとか。

日によっては深夜まで営業を続けられているそうで、健康に
は留意してほしいなあと思います。

人間ってもったいない精神が誰にもあると思います。まだ使
える、まだ食べられる、捨てるなんてもったいない。

廃棄物の仕事をしていると、そう思うことがしょっちゅうで
す。ごみの中にまだ使えるものがたくさんあるからです。

だけど、使う予定が今ないものは、将来的にも使いません。
リユースではなくリサイクルしたほうが身の回りも綺麗にな
りますし、ただ単に捨てるではなく、生まれ変わらせるため
に捨てると考えれば、少しは楽に思えるのではないでしょう
か。

さきほどのケーキ屋さんは、リユースでもなくリサイクルで
もありません。

今そこにあるものを使い尽くす、食べ尽くす。無駄を出さな
い気持ちで頑張っておられるのだと思います。

無理、無駄、ムラをなくす。会社経営にも欠かせない言葉。
食品ロスの問題から一つ学んだ気がします。

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