blog

止まらない脱プラの波

Pocket

2020年。日本では、東京オリンピックに向けて盛り上がりを
見せていますが、世界に目を向けると、今年も環境への諸問題が
ヒートアップしそうです。

昨年も何度もこちらのブログで取り上げたプラスチック問題。今
年も早速目に飛び込んできました。

背景にあるのは、2017年に中国が廃プラスチックの受け入れ
を全面中止したこと。

行き場を失った廃プラスチックは、東南アジアが代替地になり、
どんどん廃プラスチックが東南アジアに集まるようになりまし
た。

だけど、東南アジア諸国もこれじゃたまったもんじゃありません
よね。当然反発し、中国と同じように中止したり、送り返したり
するようになりました。

行く行くは、どこの国も受け入れしてくれなくなるのは確実で、
自国で出したプラスチックは自国で処理しなければならなくな
ります。

今、世界中でプラスチックを減らそうという機運が高まってい
る中、その方法は多岐にわたり、とってもユニークなものもあ
りました。

レジ袋の廃止やプラスチックストローに代わる紙ストローや竹
ストローは有名ですよね。

タイやベトナムでは、さらに紙包装ではなくバナナの葉で包装
するそうです。とっても東南アジアぽくておもしろいな~と思
いました。

日本でも桜の葉で包装したりすれば日本らしさが出ていいかも
しれませんね。

また、昨年の国連総会であの有名な演説をしたスウェーデンの
グレタ・トゥンベリさん。彼女を彷彿とさせる少女がタイにも
いました。

タイの12歳の少女、ラリンさんは、海岸でごみ拾いをしても
きりがないと思い、一人で政府に訴えかけたそうです。

やがてその思いが政府に伝わり、環境を学ぶ授業の導入にもつ
ながったようです。

グレタさんもラリンさんも、まだあどけなさが残る少女です。
彼女たちは私たち大人よりもこれから長く地球上で生きていか
なくてはなりません。

私たち大人よりも彼女たちのような子供世代のほうが、プラス
チック問題は深刻なんですね。

国を動かすのは、大人よりも子供。これは世界共通だと感じま
した。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


新着情報

  1. 2024.7.15

    湿気と廃棄物
    各地で大雨の被害が報道される中、そろそろ梅雨明けが待ち遠しく感じられますが、今週末には梅雨も明けそう...
  2. 2024.6.28

    新聞記事
    今朝の朝刊に載っていた記事です。プラスチック資源循環促進法が施行されて2年ぐらい経ちました。
  3. もうすぐ梅雨入りになりそうなこの時期に雨濡れによる廃棄物の形状変化についてお話をしたいと思います。