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性状変化

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ジメジメとした梅雨の真っただ中ですが、皆さんの職場では何か

梅雨対策というものをされていますか?湿気があり気温が高くな

るとカビなども生えやすくなり、知らないうちに食材が傷んでた

なんて経験は誰にでもあると思います。

 

実は、この「知らないうちに」というのが今回のテーマです。

 

廃棄物も知らないうちに形状や性質が変わることがあります。こ

れを「性状変化」と呼んでいますが、この梅雨のシーズンに限ら

ずいつでも起こりえる現象です。例えばどんなときかと言うと、

 

水に濡れたとき

熱を加えたとき(気温が上がったとき)

衝撃を加えたとき

何かを混ぜたとき

などです。

 

この廃棄物の性状変化はとっても重要なことで、お客様(排出者)

から引き取った時点では何も変化がなかったものが、収集後の積

み替え保管中に姿、形が変わってたなんてこともあり得るのです。

 

ただ姿、形が変わっていただけならまだ良いですが、中には発熱

して自然発火したり、引火性のものに変わったり、悪臭を放った

り、最悪、爆発したりなんかすることだって否定できません。

 

そのために、その廃棄物の性状を知ることは大変重要で、排出者

も収集業者も理解、納得したうえで排出したり、収集しないとい

けません。ただ、廃棄物の性質というのは、やはりその廃棄物を

出す側(排出者)が一番よく知っているわけですから、我々収集

業者としてはお客様にWDSシートというものを提出していただく

ことがあります。

 

WDS?聞き慣れない単語ですよね。

 

これは廃棄物データシートと言って、その廃棄物の成分や性質そ

の他の詳細を詳しく記載するもので、排出者は処理業者から提出

を求められたら提出しなければならないと産廃の処理委託契約書

にも謳っています。

 

↑↑↑このようなシートです。(見にくくてすみません)

 

産業廃棄物を適正、安全に処理するための重要な情報源になるシ

ートなので、お客様には提出のご協力をよろしくお願い致します。

 

 

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