先日、当社が所属する倉敷美誠清掃協同組合のメンバーにて、勉強会と懇親を
兼ねて視察研修旅行が行われ、参加してまいりました。
一昔前までは、何度か行われていたこの視察研修ですが、各社とも世代が変わ
り、久方ぶりの開催となりました。
最大の目的地はここです。↓↓↓
一見、遊園地にも見えるこの建物、一体何だかわかりますか?
実はこれ、ごみ焼却場なんです。
大阪市にある舞洲工場というごみ焼却場です。
なんでごみ焼却場がこんなに奇抜なのかって思いますよね?ごみ焼却場って聞
くとみなさんはどんなイメージを持たれますか?おそらく、臭い、汚い、暗い
なんてマイナスイメージが先に頭に思い浮かびませんか?この焼却場を建設す
る時も、そんなマイナスイメージを払拭して、逆に市民に親しまれるような、
憩いの場的な建物になるような、そんな思いからこの構想が出来上がったそう
です。最初は多額の資金を使ってここまでするのかという反対意見も多かった
ようですが、だんだんと根付いて今ではランドマークのような存在になってい
るそうです。
この建物をデザインしたのは、オーストリアの画家のフンデルトバッサー氏で、
自然保護建築のデザインでも有名な方です。
↓↓↓こちらは同氏が手掛けたオーストリアにあるごみ焼却場の模型です。
やっぱり舞洲工場とどことなく似ていますよね。
フンデルトバッサー氏は舞洲工場の完成を見ずして亡くなり、舞洲工場は同氏
の遺作となったそうです。
では、この工場の中はどうなっているのでしょうね?見て行きましょう。
トラックで次々とごみが運ばれてきます。
一度に9台まで搬入できるそうです。
ここは、運ばれてきたごみをためておくごみピットです。左の方に巨大なクモ
みたなものが見えませんか?
↓↓↓これです。(写真中央)
これはごみを掴む巨大なクレーン。写真では大きさが伝わりませんが、爪を開
くと直径が6メートルぐらいになります。そしてこの巨大クレーンでごみを掴
んで焼却炉へと投入します。
↓↓↓ごみを掴んでいる様子。一度に6トンものごみを掴むそうです。
この施設では、ごみを焼却するだけではなく、工場で使う電気を賄うための自
家発電をおこなったり、(↓↓↓発電用のタービンです)
不燃性の粗大ごみも受け入れ、破砕後に資源物を回収したりしています。
↓↓↓集められた粗大ごみ
当社にも焼却施設はありますが、規模が違い過ぎて参考になりません。(^_^;)
こういった焼却炉もあることを頭において日々の営業に生かしていきたいです
ね。
これは昔のごみ収集車。といってもリヤカーですね。車がない時代はこうやっ
てごみを回収してたんですね。
みなさん真剣に説明に聞き入ってます。
この部屋は中央制御室。機器類が無数にあります。
ここは中庭。ほんとごみ焼却場とは思えません。お弁当を広げたくなりますね。
最後はみんなで記念写真をパチリ。
いい思い出と、経験ができました。この研修旅行で得た知識を各社皆様の発展
につなげていけるように頑張っていきましょう(^o^)丿
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