blog

「自社物」と「他社物」

Pocket

「自社物」と「他社物」と聞いて、みなさんは何だかわかりますか?

ただ単に、「自社の物」と「他社の物」なんですが、これは我々の

業界でよく使われる言葉で、自社から排出される廃棄物と他社から

排出される廃棄物のことなんです。

 

自分の会社の事業活動に伴って排出された廃棄物は、当然自分(自社)

のものなので、収集運搬の許可は必要ありません。街中で、「産業

廃棄物収集運搬車」と書かれた看板を付けたトラックをよく見かけ

ると思いますが、これには2種類あって、ひとつは白色の看板。こ

れは自社の廃棄物を運んでいます。という意味です。もう一つは黄

色の看板。これは他社(他人)の廃棄物を運んでいます。という意

味なので、行政からの許可が必要になります。

 

では、紛らわしい例をひとつご紹介します。当社では、解体工事も

請け負っていますが、請け負うときに元請けになるか下請けになる

かで自社物なのか他社物なのか変わってきます。元請けならば、自

社が排出する廃棄物になるので自社物。なので先ほどの白色の看板

をつけて収集運搬をすることができます。しかし、下請けならば、

元請け会社の廃棄物を運搬することになるので、許可も必要ですし、

さきほどの黄色の看板を付けなければなりません。全く同じ現場で

同じ廃棄物を運搬するときでも、元請けなのか、下請けなのかで自

社の廃棄物なのか他社の廃棄物なのか違ってくるのです。

 

なんだかややこしい話ですが、知らないと意外なところで落とし穴

にはまってしまうので、収集運搬するときはきちんと確認する必要

がありますね。「自社物」と「他社物」。みなさんも知っておいて

ください。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


新着情報

  1. 2024.9.28

    消防訓練
    先日、水島消防署の方をお招きして消防訓練を行いました。
  2. 2024.9.23

    古紙再生
    先日、当社が所属しております倉敷美誠清掃協同組合で難処理古紙の再生というテーマで勉強会が開かれました...
  3. 毎日残暑が厳しいですが、変わりなく過ごされていますでしょうか?早く涼しくなってほしいものですね。