7月1日から、いよいよレジ袋有料化が始まりましたね。
背景にあるのは、プラスチックごみ問題です。
日本が排出するプラスチックごみは、人口一人当たりで
考えると世界第二位です。
日本は、世界有数のプラスチックごみ排出国なんですね。
なのに、今頃になってやっと有料化?遅すぎると思いま
せんか?
2000年ごろから一部の自治体では有料化がスタート
しましたが日本の政府は積極的ではありませんでした。
コンビニ業界の抵抗があったようですが、そのうち日本
は世界に後れをとるようになりました。
2018年に行われたG7サミットでも、海洋プラスチ
ック憲章に署名しなかったのは、日本とアメリカだけで
す。
世界のプラスチックごみ排出国ナンバー1とナンバー2
が署名しないなんて、世界から批判を浴びるのも無理は
ないですよね。
では、なぜ日本はここに来てレジ袋有料化に舵をきった
のでしょうか?
本当なら今月開幕するはずだった東京オリンピック。新
型コロナウィルスの影響で来年に延期になりましたが、
世界中からたくさんの選手や関係者が来日するはずでし
た。
日本が環境問題に積極的であることを世界中に発信する
には、オリンピックはチャンスです。
逆に、レジ袋さえ有料化になっていないなんて。ことに
なると、恥ずかしいかもしれません。
レジ袋はプラスチックごみ全体のわずか2%です。有料
化になったからと言ってプラスチックごみ問題が解決す
るはずがありません。
しかし、今回日本がアクションを起こしたことは、もち
ろんプラスに考えるべきだと思います。
マイバッグが注目されて、そのうちマイバッグを持って
いない人のほうが珍しい時代もすぐやってくるでしょう
ね。
やっと重い腰を上げた今回の日本の対応。これを機に消
費者一人一人の意識が向上することを願います。
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