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中間処理

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産業廃棄物を処分するにはいろいろな過程を経る必要があります。

まず、排出者は産業廃棄物を排出したら、その産業廃棄物を処分場
まで運搬してもらわなければなりません。これを収集運搬と言いま
す。(もちろん自分で運ぶ場合は、収集運搬の許可なく運べます)

そして、運び込まれた産業廃棄物は、最終的には最終処分場で埋立
となるわけですが、そのまますぐに何でも埋め立てられるわけでは
ないのです。

埋立を行うには、埋立基準というものがあって、廃棄物の大きさや
温度が適正か、また有害物質が含まれていないか、契約にのっとっ
た廃棄物がきちんと持ち込まれているか等の条件をクリアしていな
いと最終処分できないのです。

では、その条件をクリアするにはどうすればよいのか?

その一つが中間処理です。

中間処理には様々な方法があります。

破砕、焼却、選別、溶融、減容、固化、切断、乾燥、脱水などなど・・・

方法は様々ですが、中間処理の目的はみな同じです。

それは、最終処分を行いやすくし、最終処分場の延命を図ること。
最終処分場の延命と聞いて?マークが頭に浮かぶ方もいると思いま
す。

もし、産業廃棄物を中間処理せずにそのまま埋立するとしたら、ど
んなことになるでしょうか?

大きな物や嵩張る物をそのまま埋め立ててしまうと地中で空気の穴
ができてしまい、地盤沈下の原因となってしまいます。

最終処分場がその役割を果たし、将来、その上に住宅や何かの施設
が建ったときに地盤沈下が起きると多大な災害につながりかねませ
ん。

中間処理とは廃棄物の容積を小さく、密度を大きく、嵩張る物を砕
くことによって、最終処分できる量を増やすことに役立っています。

当社においてできる中間処理は破砕、解体選別、焼却、乾燥です。

こちらは破砕施設です。

こちらは焼却施設

廃棄物の種類によってそれぞれの施設を使い分けし、最適な方法で
処理します。

それぞれの施設では能力も対象となる廃棄物も違いますので、詳し
くはお尋ねください。

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