本日は今年2月に続いて、第2回の廃棄物減量等推進審議会が開かれました。
今回は、倉敷市災害廃棄物処理計画策定について、原案を作成するにあたり、
市の職員の方から説明をいただいた後に、各委員の皆様から意見をいただく
内容でした。
この処理計画は、環境省の指針、倉敷市地域防災計画及び岡山県災害廃棄物
処理計画等の内容を踏まえて策定されるものです。東日本大震災においては
大規模地震に加えて津波の発生により、これまでの災害をはるかに上回る廃
棄物が発生し、その処理に当たって多くの市町村で混乱が生じたそうです。
そのため、国の指針を参考にした自治体の処理計画を作成し、常に見直しを
図り地域での取り組みと連動し、実効性のあるものに高めていくこととされ
ています。
最近では、熊本での地震や、ここ数週間で立て続けに発生した台風被害は記
憶に新しいところですが、いつ何時見舞われるかもしれない災害に対しては
私たちは常に備えをしておかなければなりません。
本日の審議会では、倉敷市でこれから先発生するであろう災害の中でも、最
も甚大な被害をもたらすとされる南海トラフ地震が起こった時を想定して作
成される処理計画について意見を交わしました。
どのような廃棄物がどれくらいの量発生して、どれくらいの期間で処理でき
るのか。廃棄物の処理の流れや、仮置き場の数や必要面積。収集運搬体制の
構築や、中間処理から最終処分に至るまで、あらゆる面で意見交換をし、完
璧な処理計画にするために活発な議論ができたと思います。
本日の意見をもとにパブリックコメントを実施し、最終案をまとめ完成する
予定です。このような審議会に参加していると、わかっていても災害に対し
て何となく軽く考えてしまう気持ちがあったように思いますが、具体的な数
字や専門家の方の意見を聞くと、本当に真剣に考えていかないといけない問
題だと感じました。
次回の審議会は11月に開催される予定です。また、こちらのブログでも報
告できればと思っています。
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