
今日は解体のお話です。と言っても家の解体工事の話ではありません。
今日の解体するものはこちらです。
何かわかりますか?
金庫ですね。比較的小さな家庭用サイズぐらいの金庫です。金庫って重いですよね。一人で持ち運べないくらい重いです。外見は鉄の塊に見えるので、そのまま鉄スクラップとして処分すれば問題ないと思われがちですが、実はそのままでは処分できないんです。
なぜかと言いますと金庫が重いのは理由があるからなんです。誰でも簡単に持ち運べるくらい軽いと盗難にあうリスクが高まりますよね。だから重く作る必要があるんです。ではどうやって重く作っているかと言うと、解体してみればわかります。
解体した写真がこちら↑↑↑
なんと中はコンクリートが詰まっているんですね。どおりで重いはず。
こんなにコンクリートがびっしり詰まっていてはスクラップにはできませんし、外側が鉄なのでコンクリートくずでも処分できません。だから解体して鉄とコンクリートに分ける必要があるんですね。鉄もコンクリートも分けてしまえば処分は簡単。鉄は有価物なので処分費はかかりませんが有価物にするためには労力がかかります。未来の金庫は最初から完全有価物で作られるといいですね。
この記事へのコメントはありません。