新型コロナウィルス拡大により、緊急事態宣言が出されていた頃、
医療崩壊が懸念されていました。
そんな中、自分もいつ感染してもおかしくない状況下で毎日働か
れていた医療従事者に対して、感謝の拍手が各地で起きました。
医療従事者だけではなく、公務員の方や社会インフラの整備に関
わる方はコロナが蔓延し続ける中でも、自らの役目を全うされて
いました。
そんな頃、我々の廃棄物業界にも、ごみを収集する際に感染のリ
スクを抱えながら日々収集する清掃員に対して、感謝の手紙が送
られて来たニュースを見たことがあります。
どんな職種でも、地域、社会のために貢献することには変わりま
せん。コロナ禍においても、社会に不必要な仕事なんてないんだ
なぁーと思いました。
さて、
まだまだ収束の兆しが見えない中ですが、世間もコロナと共存し
ていく考えが生まれ、感染リスクを抑える生活スタイルもだんだ
んと定着してきたように思えます。
感染リスクを抑えるという観点から、こんな記事を見つけました。
ごみを収集する際に一切手を触れずに収集するというものです。
記事を読むと、専用のコンテナに入れられたごみを、収集車に取
り付けられたアームで車輌に積み込むシステムらしいです。
確かにこれではごみに手を触れずに済みそうですね。さらに専用
のコンテナは自動で収集車まで運ばれてくるようなので、清掃員
の手間はとても省けそうです。
でも、楽になるという観点からはとてもプラスに見えますが、作
業効率という観点からはどうなんでしょうか?
一日に何軒も回るごみ収集車は一か所に対してそんなに時間は割
けられませんから、作業スピードと作業効率のバランスが気にな
りますね。
欧米の一部ではすでに普及しているようなので、一定の成果はあ
るのでしょう。
場所によっては、一か所の集積所に大量のごみがあるところでは、
清掃員の積込み負担を考えると効果大にも思えます。
いずれにせよ、このシステムは感染リスクを抑えることが目的で
すから、その意味では効果ありですね。
近い将来、私たちの家の前を勝手に進むごみコンテナが見られる
ようになるかもしれませんね。
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