当社の中間処理施設のひとつに焼却施設があります。
産業廃棄物の処理施設は規模や処理能力によっていろいろ
設置基準や、維持管理基準というものがありまして、日々
安全に効率よく運転していくために守らなければならない
事項があります。
当社に設置してある焼却施設では、処理能力4.8トン/日、
焼却できる産業廃棄物の種類としては、紙くず、木くず、
繊維くず、動植物性残さです。
ダイオキシンを発生する施設においては、その濃度を毎年
測定し、行政に報告しなければなりません。
ということで、先月にはなりますが、毎年恒例の測定検査
を実施いたしました。
検査員の方が煙突のほうに見えますね。煙突から排出され
る排ガスを抜き取るための管を設置しています。
こちらはいろいろな数値を測る計器類。
見ても難しそうです。
4時間かけて排ガスを抜き取り、採取したガスを持ち帰っ
て分析にかけます。
結果が出るまでには1カ月ぐらいかかります。ちなみに、
今回の数値は1.4ng-TEQ/㎥でした。
単位がわけわからないですよね.
ngはナノグラムと読み、10億分の1グラムです。
TEQは毒性を表す単位。
10億分の1グラムなんて想像できませんが、それぐらい
微量でもダイオキシンは有害ってことですね。
当社の基準値は10ng-TEQ/㎥なので、問題なくクリア。詳
細な結果につきましては、後日お知らせ欄にアップいたし
ますね。
基準を守るための管理は大変ですが、処理業者の責務であ
りますので、しっかりと遵守いていきます。
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