本日、とある会に所属させていただいているご縁から、私の母校である倉敷南高校
の校長先生である、山下陽子先生の講演会に参加してきました。
朝6時からの大変早い時間からではありましたが、早起きは三文の徳とはよく言っ
たもので、朝からとても得した気分になりました。(^^)
山下先生によりますと、倉敷は、江戸時代に幕府の天領だった時代に、「町衆」と
と言われる有力町人が、町の自治や文化を担ってきた歴史があり、失敗を恐れずイ
ノベーションに取り組む精神は、今の学校に求められている教育観と合致し、生徒
の潜在能力を引き出すために「倉敷町衆プロジェクト」を立ち上げたそうです。
どんなプロジェクトなんだろうとワクワクしながら話に聞き入っておりましたが、
すごく面白い取り組みだなあと感心させられました。
1年生は一人の「町衆」を囲んで進路や仕事について語り合う「ラーニングカフェ」
か市内の企業を訪問する「フィールドワーク」を行います。2年生は、1年次で得
た学びを発展させた課題研究を行い、最終的に小論文にまとめるというもの。
そして、私が最も興味をひいた3年生は、9月に行われる文化祭でブロック対抗の
ディベート大会を行うそうです。テーマは「憲法九条」、「原発」などなど・・・
3年生ともなれば受験に大忙しの9月に受験そっちのけで2週間、かなり熱の入っ
た討論になるとか(^_^.)
また、カンボジアでの研修では、現地の高校生との交流や企業訪問し、倉敷の文化
を紹介するそうです。そして、その研修に参加する生徒も面接や志望理由書によっ
て選抜されます。
めっちゃ楽しそう。もう1回南高校生に戻ってみたい。
そんな気持ちになりました。
私が高校生の頃は、地域について考えてみることや、他校との交流や地元企業を訪
問したり、ましてや海外の高校生と英語でコミュニケーションする機会を得ような
んて考えたことありませんでした。もしかしたら、そういうチャンスはあったかも
しれませんが、自分では気づいてないでしょうね。
普通科=受験(進学)の図式が頭にあって、とにかく大学に合格するために勉強し
ていた記憶があります。もちろん、部活動やその他の学校行事は楽しく、充実した
3年間を過ごしました。だけど、今の高校生は進学してその先も見据えた進路選び
を高校時代からしているように思えますし、南高のこの「町衆プロジェクト」は将
来のグローバルリーダーを育てる意義深い試みだなと思いました。
このことが、当社の仕事に反映できるかどうかは、今後の宿題として捉え、当社も
「町衆」の一人になれるよう社業に邁進したいと思います。
今日からセンター試験ですね。受験生のみなさん、頑張ってください!(^^)!
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