昨日まで横浜で開催されていた、第7回アフリカ開発会議(TICAD)。
その名のとおり、アフリカの開発をテーマに掲げ、日本が
主導していますが、その会議の中でも今回はアフリカ諸国
における廃棄物の問題も議題となっていました。
こちらの記事をご覧ください。
アフリカ諸国では、廃棄物の処理に関して技術が進歩して
おらず、また、それを管理する人材も乏しく、廃棄物の処
理場では無法地帯とも言えそうな状況だそうです。
なりふり構わずごみを燃やすため有毒ガスが発生し、近隣
に環境汚染をもたらしています。土壌にはダイオキシンが
染み込み、50メートルも山積みされたごみが崩落し、死
亡した事例もあります。
ごみを50メートルも山積みできるものか疑問ですが、実
際にこうした事故がアフリカ諸国で起きていることは現実
です。
人々が生きていくために廃棄物は必ず発生します。しかし
発生を抑制することは可能です。
発生してしまった廃棄物を処理することも可能です。大事
なことは適正に処理すること。
日本の廃棄物処理レベルは世界有数とされており、今回の
TICADでも日本が支援に乗り出すことを方針として掲げま
した。
廃棄物処理に詳しい専門家を派遣することや、廃棄物を管
理する人材を育成する施設の整備が主な柱です。
環境問題は世界問題。
日本の技術を惜しみなく世界に伝授することで、このアフ
リカのごみ問題も改善されれば、TICADを主導した日本の
役割は大きかったと言えると思います。
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