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災害廃棄物仮置き場設置訓練

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先日、赤磐市で行われた災害廃棄物仮置き場設置訓練の見学に行って
まいりました。

岡山県内各地で開催してきましたが、今回をもって訓練はひとまず終
了となります。

この訓練は、災害が発生した際に大量に発生する災害ごみを迅速に安
全に処理を進めるために、市民からの廃棄物の受け入れから選別、処
理、運び出し、最終処分に至るまでの一連の流れを確認するためと、
各人に割り当てられた役割を再認識するとともに、関係諸団体と行政
が緊密に連携を図ることを目的に行われてきました。

今回も岡山県内各地からたくさんの参加者と見学の方が来られていま
した。

訓練は、実際に災害が発生したときに一旦受け入れを行う災害廃棄物
の仮置き場でどのようなことをするのかを順序だてて行いました。

こちらの写真は、仮置き場の地面に養生鉄板を敷布する作業をしてい
る様子です。

仮置き場では、必ずしも地面がきれいに舗装されているとは限らず、
だいたいの現場が土の地面であったりします。土の地面は雨が降ると
ぬかるみトラックの進入も困難になるため、このように養生鉄板を敷
き詰めていきます。

人力で持ち運べる軽くて簡易的なものもありますが、写真のようにト
ラッククレーンを使って並べていくことが多いです。

ちなみに、平成30年の西日本豪雨の際には、この養生鉄板を数千枚
使用したそうで、その敷き詰め作業だけでもものすごく時間と労力が
かかることが想像できます。

続いては、仮囲いの設置訓練です。仮置き場は屋外です。廃棄物は雨
風にさらされるため飛散防止の措置を講ずる必要があります。

訓練では、バリケードに飛散防止ネットを取り付けて廃棄物が風で飛
ばされないようにしている様子です。

もちろん、廃棄物の種類や大きさによってこれより大きなネットを張
ることも当然あります。

こちらは移動式の破砕機を使って畳を破砕している様子です。水害時
には水を含んだ畳が大量に発生します。畳は焼却処理にかけられます
が、そのままでは大きすぎるため、このように細かく破砕をしなけれ
ばなりません。

また、破砕する際には粉塵が舞うため散水しながらの作業をしている
様子がうかがえます。

この他にも、災害廃棄物の受け入れ業務や、災害廃棄物の量を測定す
るめにドローンを使っての測量訓練も行われました。

訓練の終了時には、専門家の方からの講評をいただき、今回の訓練で
良かったこと、また改善点などをご指摘いただきました。

災害はいつどこで発生するかわからないものだからこそ、有事の際に
一日でも早く復興するためには今回のような訓練で知識と経験を増や
していくことが必要なんだろうと思いました。

当社も微力ではありますが、災害が起きた際には一定の役割を担って
おります。
万が一の際には今回の経験を生かせるように心の備えをいつでもして
おきたいと思います。

今回の訓練に参加された皆様、お疲れ様でした。

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