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災害廃棄物仮置き場設置訓練

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このたび、大規模災害が発生した時に、官民が連携して大量の災害廃棄物を
迅速に処理するための訓練に参加してきました。

倉敷市では、平成30年西日本豪雨災害に見舞われ、甚大な被害が出ました。
その時の経験を踏まえ、災害廃棄物の仮置き場となる場所への搬入、搬出を
迅速に、速やかに行えるように、行政だけではなく、様々な団体からもたく
さんの参加者が来ていました。

会場となったのは、このような広大な土地。

広さは19,000㎡。とてつもなく広大に見えますが、災害ごみであふれ
かえった過去の記憶を呼び起こすと、決して広くはありません。

あちらこちらに廃棄物を分別して置けるように立て看板が設置してあります。

そこへ、災害廃棄物を積んだトラックが搬入して来て、積み下ろしから搬出
までのシミュレーションを行うというものです。

この軽トラックにはいろいろな災害廃棄物が積んでいるとの想定で、種類ご
とに各置場へと誘導します。

ここでは、洗濯機を降ろしているところです。

次の場所では、可燃物を降ろします。

続いては、畳を降ろします。

畳は、実際には濡れて重くなっていることが多いので、降ろすときにも人手
がいることが想定されます。

各置場に種類ごとに置かれた廃棄物は、大型トラックに積み込みをし、仮置
き場から搬出をしなくてはいけません。

続いては、そのシミュレーションです。

訓練の時には、1台のトラックが搬入してきたとの想定でしたが、実際は、
搬入する車両と搬出する車両が同時に進行し、絶え間なくそれが続きます。

訓練を通して見えたきた問題点を各自で洗い出し、意見を集約し、より良
い初動マニュアルを作成することが目的です。

ひとたび大規模災害が起きると、ひとつの団体や個人の力ではどうするこ
ともできません。

今回行った訓練のように、官と民が一体となって発災からすぐ動ける体制
づくりが肝心と感じました。

災害は起きないのが一番ですが、起きたときに一日も早く日常を取り戻せ
るかどうかは、日頃の備えと心構え。

貴重な体験をさせて頂いた一日でした。

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